エコキュートは、電力を使用するものですから過剰な電流が流れたりご家庭の契約アンペアの許容電力量を超えたりすると、ショートや火災を防ぐ為に漏電ブレーカーが落ちる事があります。
なので、漏電ブレーカーというのは、自宅を守ってくれるものなのでとっても大切な製品なんですね。
あまり頻繁にブレーカーが落ちてしまうのは、エコキュートの寿命を縮める原因になったり、配線・電子基板などを痛める事になります。
今回は、エコキュートの漏電ブレーカーが落ちるのは故障なのかや、後悔する前に知っておきたい対処法などについてご紹介していきます。
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エコキュートの漏電ブレーカー(遮断機)が落ちるのは故障!?
エコキュートは、ヒートポンプユニット・貯湯タンク・配管・パッキン消耗品など、色々な部品で構成されている精密機器です。
ですので、長年、使用し続けていると給湯器本体だけではなく、他の付属部品も経年劣化をしていきますから色々な部品が故障してしまう恐れがあります。
寿命を超えて、エコキュートを使用し続けていると配線がショート・漏電しやすくもなりますので、そうなるとエコキュートの漏電ブレーカー(遮断機)が落ちてしまいやすくなります。
なので、耐用年数を超えてまで使用し続けていると故障しやすくなりますし、壊れて漏電ブレーカーが落ちてしまいます。
ですが、必ずしも故障が原因じゃないケースもあります。
それは、水害や落雷などの自然災害が起きて、給湯器の内部に水が侵入してしまうと、漏電を防ぐ為にブレーカー(遮断器)が落ちる事があります。
ですから、この場合はエコキュートが故障しているわけではありません。
もし、エコキュートの漏電ブレーカー(遮断機)が落ちた時に、スイッチをオンにしてすぐにブレーカーが落ちてしまう場合は、故障していたり漏電をしている事が考えられます。
その場合は、すみやかにメーカーや専門の修理業者を自宅に呼んで対処してもらいましょう。
エコキュートの漏電原因
エコキュートは、耐用年数を超えて使用し続けていると、ヒートポンプユニット・貯湯タンク・配管・パッキン消耗品など様々な部品が壊れていく事があります。
その影響が、漏電の原因となる恐れもありますので、無理をしてエコキュートを修理して騙し騙し使用し続けると漏電を誘発していきます。
ですから、エコキュートが寿命を超えて故障してしまったら、漏電を防ぐために修理より買い替えをした方が安心でしょう。
給湯器を新品に交換するより、修理した方が費用は確かに抑えられますが、電子基板が経年劣化していたらショートや漏電を起こすリスクが高まります。
また、お使いの給湯器がまだ寿命を迎えていなくても、修理をするよりも新品に交換された方が、漏電のリスクが減りますので、どちらにせよ修理よりも買い替えの方が後々の安全面やメンテナンスの事を考えたら安心ですね。
購入費用をケチって、後々、配線ショート・漏電により火災が起きてしまっては、エコキュートだけではなく自宅が燃えてしまう恐れもありますから。
エコキュートが漏電して故障した時の修理費用の目安
エコキュートが漏電して故障した時は、買い替えが安心ですが、やっぱり高価な商品ですから一時的にでも修理したいと考える方も多いのではないでしょうか。
漏電ブレーカー(遮断器)が、未然に電気の過電流やショート・漏電を防いでくれるようになっていますが、それでも故障してしまう事もあります。
エコキュートを購入されたメーカーとの、契約内容によっては保証期間内であれば、無料で修理・交換ができる場合があります。
ですので、故障してしまったからと言って必ず自分で費用をまかなわないといけないというわけではありません。
そして、エコキュートが漏電して故障するのはモーターだけが漏電。
配線や電子基板だけが漏電など色々なケースが原因になります。
単純に、配線が漏電しているのであればメンテナンス作業業者の出張費用・技術料金などを合わせて【1万円位】で済む事もあります。
ですが、モーターや電子基板などの交換となると修理費用の目安は【10万円以上】かかってくる場合があります。
エコキュートの漏電チェック方法
エコキュートには、漏電遮断器というブレーカーが電気の漏電時に稼働して自動的に電力を強制的にカットしてくれる安全装置がついています。
漏電ブレーカーは、屋内もしくは屋外に設置されていて、漏電遮断器が落ちてしまう時には漏電が発生している恐れがありますので注意が必要です。
感電や火事の危険から身を守る為には、以下のような漏電チェックをされてみる事が大切です。
・エコキュートのリモコンパネルに漏電を知らせるエラーが出ていないか確認
・給湯器の電源が入るか確認
・浴槽のお湯がきちんと温まるか確認
・電気代が異常に高くなっていないか確認
・定期点検やメンテナンスの際に異常がないか確認
上記のように、エコキュートを使用されているご家庭は、定期的に漏電チェックをしてみましょう。
もし、電子基板や配線などが劣化ショートしていたり部品が壊れていたら、完全に漏電を未然に防ぐという事はできませんが、定期的に漏電チェックをする事で火災や感電をしてしまうリスクは減らせるでしょう。
できるだけ、エコキュートを問題なく使用し続けたいのでしたら、日頃から掃除やメンテナンスに力を入れたり、漏電ブレーカーの点検などをされた方が安心ですね。
エコキュートが漏電した時の対処法
エコキュートは、色々な部品で作られている精密機器ですので、漏電してしまう事もありますよね。
万が一、漏電してしまった場合は、感電や火災などの二次災害を防ぐために知識を深めておく事が大切です。
エコキュートが漏電した時の対処法
・エコキュートを使用している時にエラーコードが表示
貯湯タンクの電子基板や追い焚き温度センサーなどの異常が発生している恐れがあります。
対処方法は、エコキュート専用ブレーカー・給湯器本体の貯湯タンクに付属している漏電遮断器を落として、数分後にオンにしてみましょう。
アンペアブレーカーが落ちた
自宅で使用している、家電製品の電力使用量が契約アンペアの許容電力量を超えてしまった場合、家庭の全電力の供給がストップしてしまいます。
なので、使用電力を調整してブレーカーを上げるようにしましょう。
漏電ブレーカーが落ちた
漏電ブレーカーが落ちるという事は、エコキュートや他の家電製品に漏電が発生している恐れがあります。
なので、安全ブレーカーを全てオフにした上で、漏電ブレーカーだけをオンにして漏電箇所を特定する事が大切です。
もしくは、不具合で落ちてしまっているだけの場合もありますが、いずれにしてもメーカーや修理専門業者に相談して漏電の対処をお願いされた方が安心です。
エコキュートの漏電遮断器が落ちた
エコキュート本体である貯湯タンクに付属している事がほとんどです。
漏電ブレーカーが落ちるという事は、漏電をしている可能性がとても高いので、すぐにメーカーや修理専門業者に依頼をしましょう
エコキュートの漏電のまとめ
いかがでしたでしょうか。
エコキュートの漏電は、給湯器の寿命を超えて使用する事で起きやすくなったり、故障ではなくて自然災害の場合もあります。
いきなり漏電が発生するというのはあまりなく、ほとんどが部品の経年劣化や配線・電子基板の損傷により起きます。
なので、定期的に漏電チェックをしたり、メンテナンスや掃除をするようにして感電や火災が起きないように注意しましょう。