エコキュートは、新品であれば本体価格が何十万円もしますし、施工費用も同様に高額ですので導入された方は大切に使用されていると思います。
ですが、何年も使用し続けていると毎日、使う物ですので油断してメンテンスが疎かになってきたり、あまり大切にしようという意識が薄れてくる場合もあります。
そんな時に、注意したいのがお風呂の浴槽に入浴剤を入れる行為です。
実は、エコキュートを使用している家庭でお風呂に入浴剤を安易に入れている方が増えてきています。
ずっと入浴剤を使用し続けていると、浴槽&エコキュートの寿命が縮んだり色々な水回りのトラブルになる恐れもあるのです。
今回は、エコキュートのお風呂に入浴剤は大丈夫なのかや後悔する前に知っておきたい真実などについてご紹介していきます。
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エコキュートにしたらお風呂に入浴剤は大丈夫?
結論から申しますと、エコキュートにしたらお風呂の浴槽に入浴剤を入れるのは、完璧に禁止されているわけではありません。
ですが、ほとんどのエコキュートメーカーからは推奨されていない行為ですので、おすすめはできません。
では、なぜエコキュートのお風呂に入浴剤を安易に入れてはいけないのでしょうか。
一番、危険なのは【フルオートタイプ】のエコキュートには入浴剤を使用しない方が良いです。
追い焚き機能のない、【オートタイプ・給湯専用タイプ】のエコキュートは、入浴剤の制限がない場合が多いですが、私は、基本的には入浴剤の使用自体をおすすめしません。
理由としては、お湯を循環させて追い焚きする【フルオートタイプ】のエコキュートの場合は、入浴剤を入れてしまうと配管ポンプが目詰まりを起こし、腐食してしまう恐れがあります。
現在、オートタイプ・給湯専用タイプのエコキュートでは、上記の様なリスクは発生しにくいですが完全にないというわけではありませんので、あまりお風呂の浴槽に入浴剤は使用されないほうが良いでしょう。
エコキュートにして浴槽にゆず・フルーツを入浴剤代わりに入れて良い?
エコキュートにして、お風呂の浴槽に入浴剤のかわりに【ゆず・フルーツ】などの果物を入れたいと思っている方も多いでしょう。
基本的に、お風呂は毎日利用される方が多いと思いますが、1日経ってお風呂掃除をする時に浴槽やフィルターなどにけっこう汚れが溜まっていますよね!
これは、人間からでた油や石鹸・シャンプーなどが付着していて固形化された汚れです。
つまり、入浴剤を浴槽に入れない場合でも、毎日、これだけの汚れが発生するわけですから、【入浴剤・ゆず・フルーツ】などを浴槽に入れるとさらに汚れが発生してしまうという事になります。
私は、入浴剤を浴槽に入れる事は、後々、エコキュートが故障する原因の1つになり得るのでおすすめしません。
そして、【ゆず・フルーツ】などもできればお風呂に使用するのは止めたほうが良いと思いますが、どうしても入れたい方は【網目の細かいネット】に入れて果実の身や皮が浴槽内に溜まらないように注意しましょう。
近々、エコキュートの買い替えを検討されているご家庭や、自宅の引っ越しをされて家を取り壊す予定がある方など、エコキュートが壊れても支障がなければ【ゆず・フルーツ】などをお風呂に入れて楽しまれる事もありだとは思いますが。
エコキュートのお風呂で入浴剤を使ってしまった場合の対処法
エコキュートのお風呂で、入浴剤を使用しない方が良いとほとんどのメーカーからは推奨されていますが、よく調べないと知らないままな方がほとんどです。
そして、入浴剤の注意点を知らずにずっとエコキュートを稼働させつつ、入浴剤を入れている方もいるでしょう。
そういった方は、【入浴剤・ゆず・フルーツ】などを浴槽に入れていない方よりもはるかにエコキュートが故障するリスクが高まりますので注意しましょう。
もし、エコキュートのお風呂で入浴剤を使用し続けている方は、以下のような対処法を心がけて、できるだけエコキュートが壊れてしまう事を未然に防げるようにされてください!
【エコキュートのお風呂で入浴剤を使用してしまった時の対処法】
・お風呂を利用した後に、入浴剤の汚れや成分を洗い流しましょう
・自動配管洗浄機能がついているエコキュートであれば定期的に使用
・浴槽のフィルターを定期的に掃除をする
・入浴剤をお風呂で使用した時は、できるだけ追い焚き機能を使わない
・貯水タンクを定期的に掃除する
上記の事を意識されるだけでも、エコキュートが急に壊れてしまう事を防げますし、エコキュートの寿命にも関わってきます。
故障する前に、エコキュートに色々な不具合が発生する事もありますので、できるだけ入浴剤の使用は控えられた方が安心です。
入浴剤をお風呂で使ってしまったらエコキュートに不具合も!
エコキュートのお風呂の浴槽で、入浴剤を使用し続けているとエコキュートに不具合が発生する事があります。
入浴剤が入ったお湯が、エコキュートに循環することで部品が腐食したり誤作動が置きたりする可能性がとても高くなります。
特に、追い焚き機能があるエコキュートに、入浴剤を使用すると入浴剤の成分で浴槽フィルターやエコキュートが目詰まりを起こしてしまい故障の原因となるので注意してください。
普通に使用していれば、寿命も10年間位はあると囁かれていますのですぐに故障する心配もありません。
しかし、エコキュートのメンテンスを放置していたり、入浴剤を使用し続ける事でエコキュートの寿命を縮めたり、不具合の原因にもなります。
エコキュートの値段や施工費用が安ければ、あまり気にせずに使いたいものですが、高価な商品ですので大切に使用し続けていきましょう。
エコキュートのお風呂で入浴剤を入れて壊れたら保証は?
エコキュートのお風呂で、入浴剤を使用し続けていたら故障や不具合の原因になります。
もし、それが原因でエコキュートが壊れてしまったらメーカー保証は効くのでしょうか。
単純に考えて、エコキュート自体の寿命が10年間位が目安になっていますので、それ以上使用し続けていて何か不具合が起きて故障してしまったらメーカー保証はないでしょう。
また、エコキュートのお風呂の浴槽で入浴剤の使用は、基本的にはほとんどのメーカーから推奨されていません。
ですので、メーカー側から注意喚起されていますから、もちろん入浴剤を使用してエコキュートが故障してしまったら保証で新品に交換というのはしてくれないでしょう。
例え、入浴剤を使用するのをおすすめされていない情報を、知らなくてずっとエコキュートのお風呂に使用し続けていたとしても、ちょっと考えればあまり良くない事だというのは誰にでも認識できますよね。
なので、エコキュートが壊れてしまったら自費で、また新しいエコキュートを購入する事になりますので気をつけましょう。
エコキュートに入浴剤のまとめ
いかがでしたでしょうか。
基本的には、エコキュートのお風呂の浴槽には入浴剤を使用しない方が後々のリスクを考えると安全です。
どうしても、入浴剤を使用したい方は粉タイプの物は控えてそれ以外を使用したり、細めに浴槽フィルターやエコキュートの貯湯タンク・配管ポンプなどの掃除をする事が大切になってきます。
そして、入浴剤をお風呂に入れていて故障した場合はメーカー保証も効かないので自己責任で利用しましょう。