エコキュート

エコキュートの配管!見えない部品の危ない落とし穴とその対策法をご紹介

エコキュート 配管

エコキュートの部品の中で、ヒートポンプユニット・貯湯タンクユニットなどは定期的に掃除やメンテナンスする方であれば、目に入りやすいですよね。
ですが、配管部品は一部しか目で見て確認できませんし、配管内部を覗き見る事は通常ありません。

なので、配管のゴミや汚れなどは掃除やメンテナンス時に見落としがちです。
もし、ゴミや汚れなどが配管内部に溜まっていけば、ゆくゆくは詰まりの原因になったり綺麗な水が循環されなくなってエコキュートの故障に繋がります。

今回は、エコキュートの配管についての基礎知識情報や、危ない落とし穴とその対策法などについてご紹介していきます。

エコキュートの配管の種類とは?

エコキュートは、ヒートポンプユニット・貯湯タンク・配管部品・消耗品など、いくつもの部品で構成されている精密機器になります。
ですので、長年、使用し続けていると様々な部品が寿命(耐用年数)を迎えて給湯器が壊れやすくなります。

そして、意外と知られていないのが配管の基礎知識情報ですね。
エコキュートの配管には大きく分けると4つの種類があります。

給水配管

貯湯タンクと浴槽のシャワー・水道の蛇口を繋ぐ配管です。
主に、水を使う時に使用されます。

ヒートポンプ配管

エコキュート本体と、お湯を貯めておく貯湯タンクユニットを繋いでいる配管です。

給湯配管

給水配管と同じ様に、貯湯タンクとお風呂場のシャワーや蛇口を繋ぐ配管です。
主にお湯を循環させる時に使用されます。

浴室配管

浴室配管は、フルオートタイプのエコキュートに付いている配管です。
貯湯タンクと浴槽の給水口を繋ぐ役割をしており、追い焚き機能や自動保温機能を利用する時に使用されます。

 

エコキュート 故障
エコキュートって故障が多いの!?寿命以外で壊れやすい原因と対処法エコキュートは、基本的に約10年間くらいの寿命がありますが、耐用年数を迎えるまでに消耗部品の交換が必要になったり故障したりする事もありま...

エコキュートの配管寿命(耐用年数)

エコキュート本体の寿命は、約10年間くらいなのですが、もちろん配管にも耐用年数の目安はあります。
ちなみに、ヒートポンプユニットの寿命は約5年~15年位で、貯湯タンクの寿命は約10年~15年位ほどで故障する事が多いです。

そして、意外と知られていないのが配管の寿命なんですね。

エコキュートの配管寿命(耐用年数)は【10年間】位となっており、おおよそエコキュート本体と同じ位と覚えておくと良いのではないでしょうか。
ですから、エコキュートの給湯器に故障や異常がなくても、配管が経年劣化すると水漏れなどが起きてしまいます。

ですが、配管部品は一部しか目で状態を確認できませんから、なかなか劣化や水漏れなどが起きていてもすぐに発見するのは難しいです。
幸い、配管部品の修理交換は、給湯器本体を修理や買い替えをする場合より、低い費用でできる場合もあります。

配管は、目には見えないものなので自分では気づかない汚れ・詰まりなどの落とし穴が潜んでいます。
なので、配管部品の耐用年数が長いからと言って、掃除やメンテナンスを怠らないようにする事が寿命を縮めないようにする為に大切になってきます。

エコキュートの配管故障の原因

エコキュートは、浴槽や台所などに配管を繋いでお湯を供給する事になるので、目に見えない配管部分などで水漏れが起きて、それが故障原因になる場合があります。
そして、長期間、使用し続けた給湯器では、配管部品が経年劣化を起こしパッキンが摩耗したり、配管がゴミや汚れで詰まったり割れたりする事があります。

その結果、エコキュートが壊れてしまう事になりますので、定期的に配管洗浄やメンテナンスをする事が大切です。
また、配管の種類によっても配管部分にダメージを与えてしまう事もあります。

一般管をヒートポンプユニット配管に使用すると、水が高温になったときに配管部分が変形し、内部が膨張してお湯が詰まる原因になります。
基本的に、配管部分は断熱材で包まれていますが、屋外に通っている配管は雨風にさらされますから、雨風に強い素材でなければいけません。

その他の、エコキュートの配管故障の原因として配管が腐食を起こして錆びたり割れたりしますので、できるだけ、定期的にメンテナンスや点検をして配管部部品の寿命を縮めないようにする事が大切になってきます。

エコキュートの配管交換(修理)費用の目安

エコキュートの配管は、配管部品の一部やパッキンなどの不具合であれば交換(修理)費用も少なくて済みます。
配管部品のほとんどが、経年劣化していたり耐用年数を超えて使用し続けているならば、配管の全部を取り替える必要がありますが、その場合、エコキュート自体も古くなっている恐れがありますから買い替えをされた方が安心ですね。

そして、エコキュートの配管交換(修理)費用の目安は【約1万円~2万円】となっています。
配管部品と、浴槽・キッチン・エコキュートなどの距離が長ければ長いほど、配管の長さが必要になりますので配管交換(修理)費用も比例して高くなるでしょう。

ですので、一般家庭の平均的な配管修理(交換)の相場が上記の金額位ですから、配管の長さが長く設置されているご家庭だと大幅に目安の費用を超えてしまう事も考えられます。

配管部品も、エコキュート本体と同じくらいの長い寿命がありますから、定期的に掃除やメンテナンスを実施していけば頻繁に不具合が出るのを抑えられるでしょう。

エコキュートの配管洗浄が水漏れや故障を防ぐ為に大切

エコキュートの配管部分というのは、全てを目視で確認することは不可能です。
ですから、完全に水漏れや経年劣化による配管の不具合を確認することは難しいですよね。

最近のエコキュートは、色々な便利機能がついていて私達の掃除やメンテナンスの手助けをしてくれます。
そして、できるだけ配管部分の故障や水漏れなどを防いでくれる機能が【浴室配管洗浄機能】です。

浴室配管は、浴槽と直接繋がっていますので、汚れがゴミなどが最も溜まりやすい配管ですから、自動的に洗浄してくれる機能がついているタイプのエコキュートであれば大助かりですよね。

また、原始的な方法で洗剤を用いて自分で配管洗浄をするやり方もあります。
使用する洗剤は、必ずメーカーが指定しているものを使いましょう。

洗剤での配管洗浄の手順は、製品によって違いがありますが、だいたいは浴槽に張ったお湯に洗剤を適量入れます。
その後、3分間位の追い焚き運転をした後に、さらに約10分間ほど放置して排水しましょう。

そして、浴槽内をゆすいで洗い次に、すすぎ洗いをします。
6ヶ月に一度、自分で配管洗浄をされると良いでしょう。

その他には、エコキュートの配管洗浄を専門のクリーニング業者に依頼するやり方もあります。
もちろん、費用は数万円ほどかかりますが3年に1度位の頻度を目安にされる事をおすすめします。

どうしても、配管部分は目には見えないので、プロの掃除業者に依頼する方がエコキュートや配管が長持ちしやすいので、予算がある方はお願いしてみてはいかがでしょうか。

エコキュートの配管のまとめ

いかがでしたでしょうか。

エコキュートの配管の寿命(耐用年数)は、約10年間くらいですから長持ちはするように作られています。
ですが、配管部品の全てを目で見て確認する事ができませんから、定期的に掃除やメンテナンスをしていく事が大切です。

自分でできる範囲では、浴室配管洗浄機能を使用したり洗剤を使って掃除をする事ができます。
どうしても、配管の寿命が心配な方や、しっかりと汚れを落として欲しい方は専門のクリーニング業者を利用しましょう。

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エコ太郎
エコ太郎
住宅メーカー勤務の40代で既婚。子あり エコキュートを利用して15年。エコキュートは良いところも悪いところも知っていると自負しています。エコキュート関連でエルライン社によく依頼をするので、評判などもぶっちゃけて公開しています。