エコキュートは、屋外にヒートポンプユニットを設置する必要があるので、どうしてもお湯を沸かす時にコンプレッサー(圧縮機)とファンが作動して低周波音が発生してしまいます。
隣の住宅との距離が離れているのであれば、近隣住民に対してあまりエコキュートの作動音を気にする必要ありませんが、集合住宅などや周りの家との距離が近い方は下手をしたら騒音扱いされて注意される恐れもあります。
そして、騒音トラブルになったり音がうるさくて健康被害がでている人もいるようです。
今回は、エコキュートの騒音の健康被害についてと、5年間使った私の3つのマル秘対策などについてご紹介していきます。
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エコキュートの騒音の原因
エコキュートの騒音の原因は、稼働させるとヒートポンプユニットを動かす圧縮機と大気の熱を取り込むためのファンが回転して音を発生しているのですが、季節によっても音の大きさが変わってきます。
特に、寒い冬の時期は外気温が低いですから、ヒートポンプユニットの稼働時の回転数が上がり他の季節よりも、さらにうるさい騒音が発生してしまう状況になります。
また、冬場はお湯を頻繁に使用するので、どうしてもエコキュートは毎日のように稼働させてしまいますから、連日のように低周波音を発生させてしまいますよね。
低周波音とは、基本的に周波数が100Hz以下の音で1秒間に100回以下の振動が空気中で起こる事です。
その他に、エコキュート騒音の原因になるのは、深夜電力を使用してエコキュートを稼働させているご家庭が多いですから、周りが静かな時に低周波音が発生する事で、日中よりも音が周りに響きやすいという事もあります。
夜中に稼働させて、貯湯タンクユニットにお湯を溜めて翌日の日中に使用されるご家庭が多いですから、その為にはどうしても深夜にエコキュートを稼働させなければいけません。
エコキュートから出る音を、全く出ないようにするというのは今の所、構造上不可能な事ですから音が気になる方は、何らかの防音対策を取られた方が良いですね。
エコキュートの騒音は寿命間近!?
エコキュートの騒音は、新品状態で設置しても稼働させると必ず発生するような仕組みになっていますからある程度、音が出るのは仕方なのない事なのですね。
また、長年使用し続けてきたエコキュートであれば、ヒートポンプユニットやパッキンなどの消耗部品が故障や劣化して異音が発生し、その音が騒音になってしまうという原因もあります。
ヒートポンプユニットの寿命は、約5年~15年位となっていて長期間使用し続けていると電子基板が壊れてしまう事も多いです。
そして、貯湯タンクの耐用年数は約10年~15年位ほどで故障する事が多いです。
ですので、エコキュートを寿命間近まで使用し続けていたらこれらの部品が劣化や故障してより大きな騒音を発生させてしまう事にもなります。
まだ寿命が来てないエコキュートでも、稼働させると自然に低周波音が発生するのは当たり前の事ですから、その音が直接壊れる原因になるというわけではありません。
できるだけ、エコキュートの騒音がひどくならないようにする為には、定期的なメンテナンスをしていく事が大切です。
エコキュートの騒音トラブルについて
エコキュートを稼働させると、必ず低周波音は発生してしまいますから無音状態で動いてはいません。
特に、周りが静かな住宅街に住まわれている方は、自分は我慢できても近隣住民の方がエコキュートの音が気になって騒音トラブルに繋がる恐れもあります。
最悪の場合は、健康被害が起きてしまい近隣住民の方に迷惑をかけてしまう事もあります。
なので、ご自宅にエコキュートを設置する時は、ある程度の低周波音が発生しても周りは大丈夫なのかリサーチする必要性もあるでしょう。
そして、エコキュートの稼働で周りの方が不快に感じる時間帯が【PM11時~AM7時頃】という意見が多いですから、特に深夜電力でお湯を沸かす方は夜中の使用には騒音トラブルにならないように十分注意しましょう。
毎日のように、使用するものですから電化製品が原因で周りの人とトラブルになってしまうのは避けたいところですよね。
悪気があって、音を出しているわけではないのに周りの人から恨まれてしまっては、後悔してしまいます。
できれば、エコキュートをこれから設置されるご家庭は、一度、どのくらいの音が発生するのかメーカーに赴いて低周波音を聞かせてもらったり、知り合いで設置している方がいれば相談して音を聞かせてもらいましょう。
エコキュートの騒音は健康被害が!?
どうしても、電気代が安くなる深夜電力で真夜中にお湯を沸かす事が多くなりがちなエコキュートですから、周りが静かになる夜に低周波音が響き渡り、ご近所の方にとっては騒音レベルの音に聞こえてしまい健康被害が出て困っている方も多いです。
具体的な健康被害は、【不眠・頭痛・吐き気・ノイローゼ・食欲低下】などの体調不良に陥ってしまう事があります。
なので、エコキュートを設置しているご家庭は、一度、どのくらいの騒音が自宅から発生しているのかエコキュートを稼働させながら確認をされる事をおすすめします。
また、近隣住民の方にも、エコキュートの音がうるさくないか、たまに聞いて見るのも良いでしょう。
全く、周りの方の心配をしないより、一言、相談をしておくことでだいぶ気持ちが楽になりますよ。
そうする事で、少々エコキュートの稼働音が周りの家の方に響いても注意されにくくもなるので、騒音トラブルを避ける事にも繋がるでしょう。
エコキュートの騒音!5年間使った私の3つのマル秘対策
エコキュートから音が発生するのは、仕方のない事ですが健康被害がでる位の騒音になってしまうと自分もそうですし、周りの住民の方にも体調不良が起きてしまうかもしれません。
私も、エコキュートを5年間使用し続けていますが、耳障りな低周波音に頭を悩ませてきました。
さすがに、毎日のように音を聞いていると慣れてはきますが、周りの方にとってはいい迷惑でしょう。
そこで、ある時私が実践して効果的だった3つの対策方法をご紹介します。
・ヒートポンプユニットから遠い位置にベッドを置く
・防音シートをヒートポンプユニットに貼り付ける
・耳栓をしたりカーテンを2重にする
などの対処法をすると、私の自宅の中ではある程度エコキュートの騒音を抑える事に成功しました!
何かの防音対策をする事で、音が響き渡る事を周りの人にも気にしてくれているのだなと伝わります。
ぜひ、皆さんのご家庭でもエコキュートの低周波音に頭を悩ませている方は、上記の対策を実践してみてはいかがでしょうか。
エコキュートの騒音のまとめ
いかがでしたでしょうか。
エコキュートの騒音の原因は、主にヒートポンプユニットにお湯を沸かす時に稼働する圧縮機(コンプレッサー)のファンの回転音が周りに響き渡る事で低周波音が発生します。
できるだけ、低周波音がひどくならないように、ヒートポンプユニット・貯湯タンクユニット・消耗部品などの点検・メンテナンスを定期的な行っていく事が大切です。
発生する音を、完全に止める事は今の所できませんから、近隣住民とのトラブルや健康被害をできるだけ避ける為には、周りの家の方に相談したり防音対策などをしていきましょう。