エコキュートは、電気を使用して稼働させていますので停電で電力供給が途絶える事があります。
近年は、オール電化住宅が増えてきましたので光熱費のほとんどを電気でまかなっている事になります。
ですので、停電時は電気が使用できなくなり結果的に家電製品を使えなくなる危険性があるのです。
めったに、停電は起きないと思いますが計画停電が頻繁にある地域もありますし、地震や火災・台風などの自然災害によって強制的に停電になってしまう場合もありますよね。
なので、停電後にエコキュートが故障するのか心配や、使用できるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
停電が起きてから慌てて対処すると後悔する事にもなります。
今回は、エコキュートは停電時故障せず使えるのかや停電後に後悔する前に知っておくべき注意点などについてご紹介していきます。
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エコキュートは停電時故障せず使える?
まず、エコキュートは停電時にいきなり故障してしまう可能性は低いでしょう。
停電が原因でエコキュートが壊れてしまうのは、寿命が約10年間位ですので耐用年数が過ぎていたり寿命近くまで使用し続けていた事によるものが多いです。
そして、あなたの家庭でお使いのエコキュートがメーカーから新品状態で購入されていたら、寿命の年数以内であれば故障しても保証がついているケースもあります。
なので、もし、停電時に壊れてしまっては大変ですので今一度契約内容を確認してみましょう。
設置の施工費用や商品の値段(価格)も決して安くはないですので、しっかりと保証できるのか把握しておくのは大切です。
また、基本的にエコキュートは停電後は電力供給がなくなりますから通常通り稼働はしなくなります。
ですが、安心してください!
いつも通り、お湯を沸かしたりする事はできなくなりますがタンクの中にお湯が溜まっていれば停電後でも使用できます。
停電だけではなく、断水時にもタンク内の水を緊急利用する事ができるので安心ですね。
エコキュートは停電時お湯がでない?
エコキュートは、停電時に新たにお湯を沸かす事ができません。
ですが、停電が起きる前に沸かしていたお湯がタンク内に残っていたら、蛇口・シャワーなどからお湯を出す事ができます。
一部ですが、エコキュートの機種によっては停電中はお湯を使う事ができずに水だけしか使用できないものもあるので注意しましょう。
そして、予めタンク内にお湯が溜まっている場合は、タンクの中のお湯を使用する時にお湯の温度が高温になっている事もありますので、火傷しないように気をつけてくださいね。
見方を変えると、停電時や自然災害などでライフラインが途絶えた時に、エコキュートのタンクの中にある綺麗なお湯を使う事ができますので緊急時にも活用する事ができます。
これだけでも、エコキュートを設置する事のメリットが多いので安心ですよね。
計画停電以外は、停電を予測する事は不可能だと思いますが定期的にタンクの中にお湯を貯めるように緊急事態に備えて置くのも良いのではないでしょうか。
そうすれば、停電後にもお風呂に入る事ができますし家事などもこなせますので、あまり生活に支障がでなくなります。
エコキュートは停電後に太陽光発電で使える?
エコキュートの他に太陽光発電システムや、オール電化を導入している家庭はとても多いです。
なので、停電が起きたら電力を使用している家電製品の火災に気をつけることが大切になってきます。
その為には、停電後は慌てずに停電が直った時に火災や電気事故を防ぐ為にコンセントから電化製品の電源プラグを抜いて電力が回復するまで待機しましょう。
そして、実はエコキュートは基本的に停電後には使用する事はできなくなりますが太陽光発電システムを設置している家では、太陽光発電の自立運転に切り替える事で日中に発電して溜めた電力を、エコキュートや自宅の家電製品に使用する事ができます。
つまり、停電しても一時的に電力供給ができるという事になりますので、太陽光発電システムも緊急時には大活躍してくれます!
ただし、自立運転を使用する際の電力上限が【1500w】ほどなので、あまり電力をたくさん使う機器は使用しないように注意しましょう。
なので、停電が起きたら緊急に使う必要性がある機器を優先順位をつけて、さらに総容量を把握して使う事をおすすめします。
停電時~復旧までにすべきエコキュートの注意点
停電が起きるという事は、自宅のブレーカーが一時的に落ちたり、自然災害や電気事故などによって電力供給が途絶えますので、あなたの家庭だけではなくてご近所さんも同時に停電している可能性があります。
なので、自宅の電気が消えたら、まず停電の原因を探る事が大切です。
もし、周りの家も同じ様に停電していたら電力復旧までに時間がかかる場合が多いので、慌てずにご近所さんと協力して緊急事態の状況を確認し合ったり助け合う事も良いでしょう。
また、一時的に自宅のブレーカーが落ちて停電しているだけの場合もありますので、その場合はブレーカーのスイッチのON・OFF
の切り替えでエコキュートが普段どおり使用できる事もあります。
いづれにしても、一度、停電後から復旧したらエコキュートの時刻がリセットされますから、現在の時間を確認して時刻を再設定する必要性があるので注意されてください。
もし、時刻が合っていないいとお湯の沸きあげができなかったり電気料金が割高になってしまう恐れもあるので、停電時から復旧したらすぐにエコキュートの時間を設定する事をおすすめします。
その際は、自宅に置いてある色々な電気製品の時刻もリセットされていると思うので、ちょっと面倒ですが同じ様に時間を再設定しましょう。
エコキュートは計画停電などで何度も停電しても大丈夫?
地域によっては、意図的に停電させる計画停電を行っている事があります。
だいたい、計画停電は日中に短時間の実施になりますし、事前に、各家庭に電気が一時的に使えなくなる事を伝えていますので慌てずに済みます。
その場合、エコキュートやオール電化システムが一時的に使えなくなることは事前にわかっていますから、早めにタンクの中にお湯を溜めたりして対処しましょう。
エコキュートやオール電化のお湯は、電力は深夜料金が安くなるので夜間電力を使用して夜中にお湯を沸かしておくと翌日の日中にそのまま使えますので、計画停電時に対応でき安心ですよ。
また、計画停電は一度だけではなく何回かに渡って停電をさせる事があります。
ですが、何回も停電が起きて停電後にエコキュートが使用できなくなっても、ほぼ故障する事はないでしょう。
日頃から、自然災害や停電に備えて非常食を用意したりライフラインが途絶えても慌てないようにシミュレーションをしておくのも良いのではないでしょうか。
エコキュートの停電のまとめ
いかがでしたでしょうか。
基本的には、エコキュートは停電時に通常稼働はできなくなりますが、タンクの中にお湯が溜まっていれば温かいお湯を出す事が出来ます。
そして、太陽光発電システムを自宅に設置していれば、日中に発電して電気を溜めて置くことができますので停電後でもエコキュートを通常通り使用できます。
なので、停電後でもエコキュートを普段どおり使用したいのであれば自立運転機能がある太陽光発電システムの導入をされてみてはいかがでしょうか。